三鷹の自律神経専門鍼灸院コモラボ の日記
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あなたもそうかもしれない?熟眠障害とその快眠方法を伝授
2022.04.17
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睡眠時間をとっているのにぐっすりと眠った感じがしない
眠っていても脳と身体が休まっていないのが熟眠障害
睡眠障害には大きく分けて4つあります。
①入眠障害
②中途覚醒
③早朝覚醒
④熟眠障害
、に分けられます。
この中で①入眠障害②中途覚醒③早朝覚醒はどれも「眠れずに覚醒している状態」なので本人としてもその自覚があるので障害を発見しやすいのですが、熟眠障害の特徴は「眠れている状態でも脳と身体が休まっていない状態」なので本人はその障害に気づきにくいのが特徴です。
寝ているときに脚がむずむずしたり、筋肉がピクピクと動くことありませんか?
「熟眠できていないかも」と思っている多くの方に「布団の中に入ると脚がむずむずと痒い」や「脚がピクピクとけいれんすることがある」という経験があります。これをレストレスレッグス症候群や周期性四肢運動障害と呼びます。この症候群の原因ははっきりしていないのですがひとつには自律神経の乱れによるものがあり、日常生活におけるストレスや生活習慣の問題などが考えられます。
熟眠度をチェックしてみよう
寝ている間の症状なのでなかなか気づかないレストレスレッグス症候群や周期性四肢運動障害ですが、簡単な熟眠度を調べるチェックがありますので、ぜひチェックの個数を調べてみてください。
寝る前にはスマホやパソコンをチェックする
寝る時間は毎日決まっていない
ちゃんと眠れるかどうか不安になることがある
寝つくのに30分以上かかることがある
夜間に何度も目が覚めることがある
小さな物音や少しの光でも、すぐに目が覚めてしまう
起きたときに「よく眠れた」と思うことが少ない
自分が思っていた時間よりも早く目が覚めてしまい、その後眠れなくなることがある
朝、気分が晴れず、イライラすることがある
昼間にウトウトすることがよくある
チェックの個数が1~2個(熟眠度80%~100%)
よく眠れていて、睡眠の質も良いです。毎日熟眠できており脳や体の疲労が回復しているので健康的な生活が送れています。このまま睡眠の質をキープできるよう、引き続き規則正しい生活を送るようにしましょう。
チェックの個数が3~5個(熟眠度60%~70%)
少し眠りの質が悪くなっています。就寝1時間前からはスマホを使わず、少し部屋を暗くして脳を休ませて眠る準備をする、規則正しく寝る時間を決めて就寝するなどの工夫により熟眠度が高まります。
チェックの個数が6~8個(熟眠度30~50%)
自分では眠れているつもりでも身体と脳が休まっていない「かくれ不眠」の可能性があります。積極的に睡眠の質を上げるよう心掛けをしましょう。たとえば、昼間に軽い運動して身体の巡りを良くしたり、熟眠に必要な副交感神経を高めるためにぬるめのお風呂にゆっくり浸かったりなどの努力が必要です。
チェックの個数が9~10個(熟眠度10~20%)
熟眠障害の可能性があります。睡眠の質を上げるために日中はしっかりと日光を浴びて適度に汗をかく運動をし、夜は規則正しく就寝時間を決めて深い眠りにつけるように副交感神経を高めらえるようにスマホ、パソコン、テレビの明かりを見ないようにしましょう。
熟眠障害の改善には副交感神経を高めて睡眠の質を上げるのがコツ
睡眠作用を生み出しやすい環境を整えてあげることが重要熟眠障害の改善に必要なポイントに副交感神経を高めて睡眠作用を生み出すことにあります。
①午前中に日光をしっかりと浴びる
②夜眠る数時間前には光の刺激を避け、間接照明を使用するなどして家の照明を暗くする③パソコンやスマートフォンを触ることも控える
④睡眠の数時間前に、1時間程度の軽い運動(ウォーキングやエアロビクス等)
を行うなど深い眠りに導く工夫が必要です。
根本的な熟眠障害の改善には鍼灸治療が効果的です
ぐっすり眠れるようになって回復力を高めよう
熟眠障害に対して鍼灸治療はとても有効です。就寝時、睡眠に必要な副交感神経を呼び起こす作用があります。また睡眠薬のように依存性や副作用を心配する必要はありません。睡眠作用を高めるだけでなく睡眠中の回復力(自然治癒力)も高めるので身体の疲れ、頭痛、めまいなども改善できます。
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