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改めて知っておきたい!睡眠薬の種類と効能のこと

2022.04.17

睡眠障害について知っておこう

睡眠障害は日中の生活にも支障を及ぼします

「以前よりも眠れなくなった」「考え事が止まらずに眠れない」「眠れなくて疲労が取れずに日中がつらい」などの睡眠障害にまつわる症状の根底には強いストレス、こころとからだの病気、服用しているクスリの副作用などの原因があります。また夜にしっかりと眠れないことで朝起きても疲労が回復できずに日中に睡魔に襲われるような、身体のだるさ、やる気の低下、集中力の低下、食事が摂れないなどの症状も出現します。

「眠れない→疲れが取れない→眠れない」の負のスパイラルに要注意

睡眠障害とは夜間における「ただ夜に眠れない」というだけの障害ではありません。実は生活全体にも支障が及び負のスパイラルのように悪化していく障害なので注意が必要です。現代医学では睡眠障害の治療は薬物療法が中心であり治療のために習慣的に睡眠薬を服用する必要があります。それは薬への依存性を高めめ、長期的な服薬による副作用も含めた身体的な問題が心配されています。

睡眠障害と気になる睡眠薬について

①ベンゾジアゼピン系(デパス、リーゼ、グランダキシンなど)ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は中枢神経(脳の神経活動)に作用し、脳の神経活動全般を抑える作用により眠りやすくする薬です。睡眠作用だけでなく、抗不安作用や筋弛緩作用があるため頭痛や身体の緊張をほぐす効果もありますが、副作用としては依存性があり、筋弛緩作用の影響でふらつきなどもあり注意が必要です。

②非ベンゾジアゼピン系(マイスリー、アモバン、ルネスタなど)非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬はベンゾジアゼピン系の睡眠薬とは違い短期間の睡眠作用に的を絞った効果になります。また中枢神経に作用しないため依存がしにくいと言われています。しかし、短期間の睡眠作用の薬しかなく効果が中等度なため、症状の強い睡眠障害だと効果が実感できず心理的に服薬の量を増やしていく傾向になります。結果としてそれが精神的な依存となる場合があります。また効果が急に出るため服薬したあとの行動が記憶から飛んでしまう「健忘」という副作用が出やすいので注意が必要です。

③メラトニン受容体作動薬(ロゼレム、メラトラベル)メラトニン受容体作動薬はメラトニンという体内時計に働きかけるホルモン(睡眠ホルモン)の分泌を促す作用があります。従来のベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系に比べると依存や耐性(効果が出にくくなる)などが少ないですが、自然な眠りを誘導する薬なため睡眠作用は弱いのが特徴です。副作用は頭痛、めまい、便秘、吐き気が出る場合があります。

④オレキシン受容体拮抗薬(デエビゴ、ベルソムラ)オレキシン受容体拮抗薬は脳の覚醒を促すオレキシンの受容体を阻害することで脳を睡眠状態にさせる効果があります。メラトニン受容体作動薬と同じく自然に近い眠りを促す作用なため睡眠作用は弱いのが特徴です。副作用はめまい、頭痛、疲労感があります。

睡眠薬が効かなくなるのはなぜか

現在日本で処方されている睡眠薬は飲み続けることで効果がなくなるということはありません。しかし、服薬してすぐに効果が出現し消失する中等度の強さの短時間型の睡眠薬が多いため、睡眠障害の強さによっては効果が出にくくなります。そのため服薬の量を増やしたうえで長期に飲み続けることで結果的に効果が出にくくなることがあります。他には睡眠障害以外にうつ病、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、レストレスレッグ症候群などの原因で効果が実感できない場合もあるので医師との相談で薬の量や種類を変更する必要があります。

睡眠障害に対する鍼灸の効果ストレス性の睡眠障害は鍼灸治療が効果的

神経性不眠も含めた睡眠障害に対して鍼灸治療はとても有効です。就寝時、睡眠に必要な副交感神経を呼び起こす作用があります。また睡眠薬のように依存性や副作用を心配する必要はありません。睡眠作用を高めるだけでなく睡眠中の回復力(自然治癒力)も高めるので身体の疲れ、頭痛、めまいなども改善できます。


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