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不妊について知っておきたいコト(器質性不妊について詳しく知りたい)

2022.04.17

器質性不妊の原因
①排卵の環境に問題がある場合
卵胞が育たない、また育っているのに排出できていないなど、排卵が正常に行われないために起きる不妊を「排卵因子(排卵の環境に原因がある)」の不妊といいます。若い女性でも、何らかの原因で卵巣内の卵胞がほとんど消滅する「早発閉経症」もその一つです。主な疾患は以下の3つがあります。

・視床下部性排卵障害 脳の視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモン(ゴナドトロピン放出ホルモン)の分泌の乱れや十分な量が分泌されないことで、下部に存在する下垂体に命令が行き届かず、排卵に必要な性腺刺激ホルモンの分泌が減少したり乱れが起きてします。結果として卵巣の卵胞発育が悪くなり、月経はあっても排卵しない無排卵周期症や、月経そのものがない無月経症などを引き起こします。

・高プロラクチン血症 脳の下垂体から分泌される乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)の量が何らかの影響で増え過ぎてしまい、排卵がしにくくなる病気です。 プロラクチンは出産後には乳腺を刺激して赤ちゃんのお乳を出す働きをしますが、妊娠していないのに過剰に分泌されると排卵障害による不妊の原因になります。

・PCOS(多嚢胞性卵巣症候群) 卵巣でたくさんの卵胞が存在しています。PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)はこの1つ1つの卵胞が十分に大きく育たない状態のことをいいます。卵胞の成熟も排卵もしにくくなり、結果として不妊につながります。他にも男性ホルモンの過剰な分泌で多毛になる症状やインスリン抵抗性による肥満にもなりやすいです。

・黄体機能不全 排卵後、卵胞が変化してできる黄体から分泌されるはずのホルモンが少ない、黄体の存続期間が短縮するなど、黄体機能が不十分な状態です。黄体ホルモンが不十分だと、子宮内膜が厚く形成されず、維持できないため、着床しにくくなります。うまく排卵できないと黄体が誘導されず、排卵障害が結果として起きてしまいます。

②卵管の環境に問題がある場合
卵子と精子の通り道である卵管は、受精と分割がおこなわれる大切な場所です。この卵管に閉塞が起きたり、炎症が起きていると、卵子と精子と出会うことができず不妊になります。このように卵管に問題がある不妊を「卵管因子の不妊」といいます。女性側の不妊原因の約3割を占め不妊の中で起きやすい問題です。

・ピックアップ障害 卵管采はきんちゃく袋のように手のヒラを広げたような形をしていて、排卵した卵子が卵管に取り込まれます。この卵管采に形態異常があったり、癒着が起きて動きが悪くなったりすると、卵子が卵管の中に入れなくなり、不妊しやすくなります。

・卵管通過障害(卵管閉塞、卵管狭窄、卵管癒着など) 卵管が閉塞したり、狭くなっているため精子と卵子が出会えない状態です。細菌感染や内膜症、癒着などで起こりやすく、卵管が狭くなったり塞がったりする病気です。左右の卵管が完全に閉塞してしまうと、精子や卵子が卵管を通ることができないため、自然妊娠が難しくなります。卵管を通りやすくする卵管形成手術を行うか、体外受精などの高度生殖医療が必要となります。

・クラミジア感染症 クラミジア・トラコマティスという病原体が性行為によって感染します。子宮から卵管を経て腹腔内にも炎症が及ぶことで卵管閉塞や癒着の原因となり不妊の原因となります。女性は子宮頸管炎などから腹痛を起こす場合もありますが、感染してもおよそ80%は自覚症状がないとされ、発見が遅れがちです。早めの検査と治療が必要です。

③頸管の環境に問題がある場合
膣と子宮腔をつなぐ子宮頸管は、排卵期に頸管粘液を分泌して精子を通過しやすくする機能があります。通常、膣内は細菌の侵入を防ぐため酸性に保たれていますが、排卵期にはアルカリ性の粘液(=おりもの)を分泌し、精子の運動を助けます。その分泌量が足りないと精子が子宮腔へと泳いでいくときの妨げとなり、「頸管粘液分泌不全」という不妊の障害となります。また、頸管粘液の中に、精子を異物として認識して攻撃してしまう「抗精子抗体」があります。このような免疫反応を原因とする不妊は、「免疫性不妊」と呼ばれる場合もあります。

・頸管粘液不全 排卵期に子宮頸管から分泌される頸管粘液は、精子が子宮に入りやすくする働きをしています。その分泌量が不十分だと、精子が子宮腔へ上昇して泳いでいく際の妨げとなります。クロミッド(卵胞刺激ホルモン)を長期間服用した場合や、子宮頸管に炎症がある人に多い症状です。

・抗精子抗体 およそ100人に1人の割合で、頸管粘液の中に精子を異物と認識して攻撃する「抗精子抗体」が存在する場合があります。抗精子抗体があると、精子は動きが悪くなったり、全く動けなくなるため、子宮腔まで進めなくなり、妊娠しにくくなります。抗体価を下げる治療をする場合もありますが、ほとんどのケースでは高度生殖医療を薦められます。

④子宮の環境に問題がある場合
子宮は、膣内に射精された精子が卵管にむかって泳いでいくときに通過する場所であり、着床の場であり、そして妊娠成立後には赤ちゃんを栄養して育てる大切な場所です。子宮に何らかの問題がある場合、受精卵がうまく着床できなかったり、着床しても維持できないなど、不妊の原因となります。このような子宮に問題がある不妊を「子宮因子の不妊」といい、主に着床障害の原因となります。

・子宮筋腫 子宮筋腫は、30~40代の女性の数人に1人は持っているといわれますが、その原因は分かっていません。子宮筋腫があっても必ずしも妊娠できないわけではありませんが、筋腫の場所や大きさによっては不妊の原因になります。

・子宮腺筋症 子宮内膜の組織が子宮の壁(筋層)で増殖する病気です子宮内膜症の一種で、月経周期ごとに増殖と出血を繰り返し、子宮の壁を厚く硬くするので、受精卵の着床や妊娠の維持に影響をきたすことがあります。

・子宮奇形 子宮がもともと小さかったり、奇形がある状態です。子宮の形が生まれつき異常な場合(重複子宮、弓状子宮、単角子宮など)や、後天的な発育不足で通常より小さい状態です。不妊の原因となっていると考えられる場合は、治療をすることがあります。 ・子宮内膜ポリープ 子宮内膜にできる良性の腫瘍です女性ホルモンの刺激によって、内膜が過形成されできる良性の腫瘍です。場合によっては受精卵が着床する妨げになることもあるため、切除手術が有効ですが、取ってもまた再発することがあります。 原因不明の不妊(機能性不妊)は鍼灸治療で改善できます

上記で挙げた器質性不妊以外は鍼灸の適応になります ストレスや体質によって起こる機能性で妊娠につなげるのが鍼灸治療です。ぜひ、原因不明の不妊(機能性不妊)でお悩みの方は当院での治療を検討してみてはいかがでしょうか。

原因不明の不妊(機能性不妊)を改善させる鍼灸治療の効果

生理機能の改善
・ 骨盤内の血流改善(子宮・卵巣・卵管への血流促進)
・ ホルモン剤の副作用の軽減
・ 子宮や卵巣機能を若返らせる
・ 着床しやすい体づくり
・ ホルモンバランスの調整
・ 不妊によるストレスの解消
・ 生理周期の改善

体質改善の効果
・ 生理周期の改善
・ 自律神経のバランス調整
・ 冷えやむくみの改善
・ 不眠やストレス解消
・ 自己の治癒力や免疫力の向上
・ 滞った老廃物の除去


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