三鷹の自律神経専門鍼灸院コモラボ の日記
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眼精疲労を詳しくご説明します~その2~
2022.04.17
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眼が疲れてくるとピクピクとけいれんしてくる人はいませんか
眼瞼(がんけん)けいれんについて
眼が疲れてくるとまぶたがピクピクとけいれんする症状を経験した人は多いのではないでしょうか。この症状も眼精疲労によって起こる症状の一つです。しかしこのこの眼瞼けいれんはまぶたがピクピクする症状のみではなく、瞬きが多くなったり、目を開けているのが辛くなる症状のほか、しばしば持続する高度な眩しさ、眼の奥の痛み、疲労感、ドライアイに似た眼の乾燥感を伴うこともあります。
原因は多様で薬の副作用からストレス性まであります
この眼瞼けいれんは睡眠導入薬など神経系に作用する薬物を続けて使用している場合でも起こることがあります。また原因不明の重度な眼精疲労、ストレスなどの負荷による心因性などで発症するケースもあります。このけいれんの原因は脳の底にある基底核を含む神経系の誤作動ですが、現在の脳の画像診断では変化がみられません。 眼精疲労は目の疾患だけでなく、更年期障害、アレルギー性鼻炎、片頭痛、甲状腺疾患といった自律神経やホルモンバランスの乱れにより身体の不調からも生じることがあります。ストレスは疲労感を強く感じやすくすることが知られており、ストレスによって自律神経が乱れると筋肉が緊張したり、涙の分泌が抑えられるなど眼瞼けいれんの原因とされます。
気になる眼精疲労の症状について
よくある眼の症状 眼精疲労では目に次のような症状が現れます。
①眼が疲れる、目が痛い
②眼やまぶたが重くて開けられないや腫れぼったさがある
③ショボショボする
④乾燥感や不快感がある
⑤目がかすむ、ぼやける (視力低下を含む)
⑥まぶしい
⑦充血する
⑧涙が出る
⑨目を開け続けられない
よくある身体の症状
眼精疲労で体によく現れる身体症状は次のようなものです。
①首こりや肩のこり、痛み
②疲労感、倦怠感
③頭痛、頭重感
④めまい、浮遊感
⑤吐き気、嘔吐
⑥イライラ感、抑うつ感
⑦不眠
作業環境によって眼精疲労や身体の疲労も出やすくなる
パソコン画面の画像は画素という小さな点の集まりが非常に速く点滅することでつくられています。そのため、目はチラチラした細かな光の刺激に常にさらされています。このパソコンの画面を見続けると眼の負担が強くなります。また、集中しての作業が多くなるとまばたきも減少するので、眼の疲れやドライアイが生じやすくなります。さらに、キーボードを長時間同じ姿勢で打ち続けると、首こりや肩こりが発生しやすくなります。眼精疲労や身体の不調を予防するためには室内の照明などを調整したり、外からの光がパソコン画面に映り込まないようにブラインドやカーテンをかけたりするのも効果的になります。
眼精疲労の全身症状は脳を休ませることで回復します
眼精疲労は脳に対する継続的なストレスや慢性疲労、睡眠不足や自律神経の乱れ(メンタルの不調)などにより回復ができていない状態です。眼精疲労の全身症状で最も多いのが「脳疲労による思考力の低下、集中力の低下」ですが、この症状は自律神経の働きのアンバランスにより発症していると考えられます。この自律神経の乱れを改善するためには鍼灸治療が効果的です。
眼精疲労と脳疲労を同時に改善させる鍼灸治療
当院では眼精疲労と脳疲労を解消するために効果的なツボを利用し施術をしていきます。全身のバランスを整えるだけでなく、目の周りや首回り、頭など即効性の高いツボを刺激することで眼精疲労と脳疲労をその場でスッキリと改善させることができます。また鍼灸治療にはセロトニンやドーパミンなど心身をリラックスさせるホルモンの分泌を促す作用があるため精神的な不安感や気分の落ち込みなども解消されます。さらに自律神経の乱れも整い睡眠作用も高まるので熟睡でき、快眠によって脳の疲労回復を促す効果もあります。仕事や勉強など、とくにパソコン、スマホなどのディスプレイを長時間使用を求められる場面で作業効率が下がってお悩みの方におすすめです。
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