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薬物使用過多による頭痛(MOH)の問題点を解説~その2~

2022.04.17

薬物使用過多による頭痛(MOH)特有の症状

以下のような症状の経験がある方は薬物使用過多による頭痛(MOH)の可能性が高いです。

①若い頃から頭痛持ちであったが、その頃は発作のときに鎮痛薬を飲んで治まっていた ②徐々に頭痛が出て鎮痛薬を飲んでも効き目が弱くなってきている
③鎮痛薬の効果が薄れるたびに変更したり服薬量を増やしている
④頭痛の痛みの出方も変わってきて、頭がスッキリしない
⑤頭痛が出るのが怖く前もって鎮痛薬を飲んでしまう
⑥朝起きた時から頭痛がしてほぼ毎日鎮痛薬を飲んでいる
⑦発作的な頭痛から頭重感や締め付け感のような痛みが入り混じっている

簡易的なセルフチェック

以下の項目に3つ以上当てはまる方は薬物使用過多による頭痛(MOH)の疑いが強いです。

①月に15日以上頭痛が起きている
②頭痛薬を月に10日以上飲んでいる
③起床時から頭痛がする
④以前は効いていた頭痛薬が効かなくなってきた
⑤薬を飲んでも頭痛が以前より悪化している
⑥頭痛が不安なので薬を前もって飲んでしまう

頭痛薬・鎮痛薬の長期間の内服はMOHのリスク

MOHのリスクを高める原因薬について

頭痛薬・鎮痛薬など基本的に全ての薬において長期間の内服は薬物使用過多による頭痛(MOH)のリスクです。代表的な原因薬をご説明します。
①市販の鎮痛薬 カフェイン(解熱鎮痛作用)やブロムワレリル尿素(鎮静催眠作用)やアリルイソプロピルアセチル尿素(催眠鎮静剤)が含有されている市販薬はハイリスクです。
②NSAIDs等の鎮痛薬 疼痛、発熱、炎症の治療に用いられる。代表的なNSAIDにはアセチルサリチル酸、イブプロフェン、ロキソプロフェン、ジクロフェナクがある。
③トリプタン製剤 神経伝達に関与するセロトニン受容体に働き、血管の収縮や拡張に関わる物質の放出を抑制させます。

これら①~③を併用している方も多く見られ、薬物使用過多による頭痛(MOH)が起きるリスクが高まります。③トリプタン製剤は他の製剤より少ない使用回数、かつ早期にMOHに至りやすい傾向があり注意が必要です。 また緊張型頭痛+片頭痛の混合型の方は、頭痛薬、鎮痛薬の使用頻度が高い傾向にあり薬物使用過多による頭痛(MOH)の程度が強くなっています。

薬物使用過多による頭痛 (MOH)の改善方法について

頭痛薬・鎮痛薬で起こっている頭痛を発見することの難しさ

薬物使用過多による頭痛(MOH)は頭痛を主訴とする患者の約5-10%だと先ほど説明しましたが、あくまでも通院している患者数であって実際は潜在的にもっとMOHは多いと言われています。またこの「薬を飲んでいることで頭痛が起きている」という症状は発見が難しく、多くの薬物使用過多による頭痛 (MOH)の方は「薬を飲んでいるのに頭痛がとれない」と頭痛が治らない原因がわからない状態にあるのではないでしょうか。

頭痛薬・鎮痛薬に取って代わる代替医療に鍼灸治療が注目

問題になっている薬物使用過多による頭痛(MOH)のほかに筋緊張性頭痛・偏頭痛(気象・気圧の変化の頭痛)など頭痛薬・鎮痛薬を必要とするものの代替医療に鍼灸治療が注目されています。減薬・断薬が必要となる薬物使用過多による頭痛(MOH)の痛みの緩和には自律神経の乱れを整えて頭痛を鎮静させる効果が期待できる鍼灸治療がおすすめです。ぜひ、薬物使用過多による頭痛(MOH)でお悩みの方は施術を受けてみてはいかがでしょうか。


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