三鷹の自律神経専門鍼灸院コモラボ | 日記 | 意外と知られていない鍼灸の効果について～その２～

ただの機能低下か、それとも形態異常であるか

・鍼灸で治せるもの

ストレスや慢性的な疲労などの影響により自律神経やホルモンの機能低下による異常は鍼灸治療の適応となります。
例：睡眠不足による慢性疲労、パソコンの使い過ぎによる眼精疲労など

・鍼灸で治せないもの

癌（悪性腫瘍）や動脈硬化など器官（臓器や脈管）の形態異常に対しての根本的な鍼灸治療は適応外になります。
例：癌、動脈硬化症、糖尿病

鍼灸と整体マッサージの違い

最大の違いは鍼灸治療は免疫力に働きかけて自然治癒力を高める

鍼灸治療と整体マッサージの最大の違いは「免疫力に働きかけて自然治癒力を高めるのが鍼灸治療」ということです。鍼と灸の刺激の特徴である「身体の細胞に目に見えない小さな傷をつくること」でその傷を身体が修復する反応が起こります。その反応が免疫反応を起こし自然治癒力を高めます。この免疫反応の中には血流促進、鎮痛作用、自律神経の安定、ホルモンの調整などがあり身体の不調を改善する自然治癒力となります。また古代中国から利用されている経穴（ツボ）を利用することで全身のバランスが調整され身体の不調が改善されます。

整体やマッサージが苦手な方、鍼灸治療でその身体の痛みは治せます

また鍼灸は刺激をした場所に一過性に血流量が上昇する生理反応があります。その血液の成分の中に鎮痛物質が含まれているため、身体の痛みなどにも鍼灸は効果的です。整体やカイロでボキボキと鳴らすような治療が苦手な方、マッサージの触られる感覚や指圧の痛みが苦手な方でも鍼灸治療であれば身体の不調を改善することができます。

当院は西洋医学的な効果を土台とした伝統的な鍼灸治療

当院では西洋医学的な効果を生かしつつ、伝統的な鍼灸治療である「経絡（けいらく）」という考えを取り入れています。経絡は古代中国の医学に基づく考えで身体の体表面を流れている「気（エネルギー）」と「血（栄養を運ぶ血液）」の通路のことを呼びます。この気血の通路である経絡は身体の内側にある内臓や精神にも結び付いています。経絡は身体に異常（気血の異常）が起きた際に真っ先に反応する働きがあり、どんな些細な不調でもこの経絡を調べることで身体の不調を見つけ出すことができます。その身体の不調を見つけるために大事な検査が脈診という診断方法です。この脈診と経絡を利用した伝統的な方法で鍼灸治療の効果を高めています。

自律神経の乱れの改善には経絡を用いた優しい刺激が効果的

自律神経の乱れの症状自律神経の乱れには多くの症状が現れます。疲れやすい、睡眠障害（不眠）、めまい、ふらつき、のぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、動悸、関節の痛み、便秘、下痢、生理不順、口や喉の不快感、発汗、肩こり、首こりこれらの症状を抑えるには自律神経の乱れを整える必要があります。そのためには強い刺激ではなく、優しい刺激で且つ身体の生理反応（自然治癒力）を高める方法が必要です。当院では東洋医学における経絡を用いた鍼灸治療で行っております。


当院の公式ホームページ

更年期障害のコラム

睡眠障害のコラム

頭痛のコラム