三鷹の自律神経専門鍼灸院コモラボ | 日記 | 集中しようにもうまく頭が働かない、頭がぼーっとしたら要注意

集中しようにもうまく頭が働かない、頭がぼーっとしたら要注意

ブレインフォグとは、主に頭の中に霧やモヤがかかったように、頭がぼんやりしたり、頭がぼーっとしてしまう症状です。また物を集中して考えたり、物事を効率的に作業しようと考えることが難しくなる状態のことをいいます。とくに強いブレインフォグの症状になると記憶障害や集中力の極度の低下がみられます。それらの症状を引き起こす原因はうつ病や様々な環境要因と考えられています。しかしブレインフォグが発症する仕組みなどは未だはっきりと解明されておらず、何かの病気によって発症するわけでもないため、日常生活のストレスなどでも、集中力の低下や思考の停止などが顕著になります。そのため仕事や勉強でミスがおこり、ブレインフォグによる社会的な影響が強まっています。

ブレインフォグの原因ははっきりとはわかっていない

ブレインフォグの原因については、はっきりと詳しいことは分かっていないとされています。しかし、様々な要因が関係しているのではと考えられています。ウイルスによる感染症にかかると、「ウイルスと戦うためにタンパク質が生成されそれが脳に入り込み、炎症が起きることで脳が正常な機能をしなくなる」といった機序が推測されています。その他に、ホルモンの分泌量の変化や抗うつ薬などの薬の副作用、など様々な原因がきっかけになり、ブレインフォグの症状が発現します。さらには、わたしたちが生活している中でも原因となることがあります。具体的に例をあげて説明していきます。

情報処理で脳に強い負荷をかけることが原因

スマートフォンやタブレット、パソコン、ゲーム機などの通信機器の画面を見ているだけで常に情報が頭の中で処理されていきます。自分では意識していなくても画面からの情報を無意識に目から脳に情報が送られて、情報処理ために脳に負荷をかけてしまうのです。 スマートフォンを長時間見ている人やパソコンでの作業が多い人、休憩を取らずに長時間ゲームをしている人の脳は常に情報処理のために働き続けて疲労している状態になっています。これらの負荷がブレインフォグを引き起こすと考えられています。

社会生活の中で受ける強いストレスが原因

社会生活の中で職場の人間関係や仕事の負担、家庭における問題など、様々な強いストレスや不安感の状態が長く続くことが脳への負荷となり、ブレインフォグが発症することがあります。しかし、そのストレス発散のために喫煙やアルコールの摂りすぎなどの不摂生な生活をするとブレインフォグの発現や悪化のリスクも高まります。 日常生活においてのストレスが脳への負荷となり長期に積み重なることでブレインフォグは発症しやすいと考えられています。

抗うつ薬などベンゾジアゼピン系の副作用・減薬・断薬が原因

ブレインフォグを発症している人の中には、抗うつ薬を飲んでいる方もいます。抗うつ薬などの中枢神経に作用するベンゾジアゼピン系の薬物治療により、副作用として脳に影響を与えている可能性があります。また抗うつ薬などを減薬・断薬したときにブレインフォグが見られるという場合もあります。 ただ、ブレインフォグの症状とうつ病の症状は多少重なる（似ている）ことが多いため、実際は抗うつ薬などの服用や減薬によるブレインフォグの発症なのか、それともうつ病の症状が変化しているのかといった判断が難しいと言えます。

ブレインフォグの改善には何よりも質の高い睡眠をとって、脳を休ませてあげることが大切

自律神経の乱れを整えることで睡眠作用が高まり脳がしっかり休める

ブレインフォグの改善に大切なのは「しっかりと脳を休ませてあげる」ことです。疲労困憊で疲れ切った脳に十分な栄養と休息を与えることで改善は見込めます。そのために必要なのが質の高い睡眠です。質の高い睡眠作用を起こすためには「副交感神経の高まり」が重要です。しかし、ブレインフォグの方も含めて疲労がある人の多くは自律神経の乱れが起きているせいで睡眠の質が低下して回復力が落ちています。

鍼灸治療で質の高い睡眠をとりブレインフォグを改善、仕事や勉強を向上させよう

ブレインフォグの改善には質の高い睡眠をとり脳を回復させることが重要です。この質の高い睡眠をとるために鍼灸治療が効果的です。鍼灸治療を施すことで、自律神経の乱れが調整され就寝時に質の高い睡眠作用が起こります。この睡眠作用により就寝することでブレインフォグの改善が期待できるのです。鍼灸治療は睡眠薬のように薬物を使わない治療なので副作用もなく安心・安全に受けていただくことができます。


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